アキノフック（1997年生、母テンザンミズホ）

アキノフック（1997年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時8歳）と交配したテンザンミズホが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）三輪牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三輪牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

9月19日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は412kg。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったテンペストシチーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパープルデージに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、中7週で迎えた3戦目は、3歳500万下のサルビア賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2000年）

1月15日、中3週で迎えた5戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

5月6日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

6月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

8月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

9月25日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、白百合賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた12戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

4歳（2001年）

1月28日、中7週で迎えた13戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい18着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。