ムータティール（1995年生、母Majmu）

ムータティール（1995年2月25日）は、イギリスで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のElmaamul（当時8歳）と交配したMajmuが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外22戦8勝。2000年のジャック・ル・マロワ賞(仏・G1)に勝利した他、1999年のヴィットリオディカプア賞(伊・G1)を制するなど、G1級競走2勝を含む重賞5勝を挙げた。

経歴

2歳（1997年）

5月31日、12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月13日、15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のCraigsteelに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月4日、4頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のClassic Manoeuvreに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月14日、2歳G3のシェーヌ賞（フランス・ロンシャン芝1600m）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったSecond Empireから2馬身半差の2着となった。

9月28日、2歳G2のロイヤルロッジステークス（イギリス・アスコット芝1603m）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（1998年）

4月25日、4頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月10日、3歳G1のプール・デッセ・デ・プーラン（フランス・ロンシャン芝1600m）に出走。G1級競走への出走は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったVictory Noteから半馬身差の2着となった。

7月30日、3頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のWeet-A-Minuteに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月14日、G3のハンガーフォードステークス（イギリス・ニューベリー芝1467m）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のDanish Rhapsodyに1馬身1/4の差をつけて重賞初制覇を遂げる

8月29日、G2のセレブレーションマイル（イギリス・グッドウッド芝1609m）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のAlmushtarakに1馬身3/4の差をつけて3連勝で重賞2勝目をマークした。

9月26日、G1のクイーンエリザベス2世ステークス（イギリス・アスコット芝1603m）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月18日、G1のフォレ賞（フランス・ロンシャン芝1400m）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1999年）

3月28日、ナドアルシバマイル（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバダート1600m）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての6番ゲートからスタート。最後は、勝ったレンドアハンドから6馬身差の2着に敗北した。

6月13日、W.サプル騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月9日、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月10日、G1のヴィットリオディカプア賞（イタリア・サンシーロ芝1600m）に出走。鞍上は2戦連続でL.デットーリ騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のStanottに2馬身半の差をつけて初のG1タイトルを手にした。

12月12日、G2の香港マイル（香港・シャティン芝1600m）に出走。鞍上は3戦連続でL.デットーリ騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2000年）

3月25日、ゴドルフィンマイル（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバダート1600m）に出走。鞍上は4戦連続でL.デットーリ騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月21日、G2のエミリオトゥラーティ賞（イタリア・サンシーロ芝1600m）に出走。鞍上は5戦連続でL.デットーリ騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のEmbodyに5馬身の差をつけて重賞4勝目をマークした。

6月20日、G2のクイーンアンステークス（イギリス・アスコット芝1609m）に出走。鞍上はW.サプル騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月13日、G1のジャック・ル・マロワ賞（フランス・ドーヴィル芝1600m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のSendawarに3馬身の差をつけて2つ目のG1タイトルをゲットした。

9月10日、M.スミス騎手を鞍上に迎えて、G1のアットマイル（カナダ・ウッドバインオールウェザー1609m）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月4日、G1のブリーダーズカップ・マイル（アメリカ合衆国・チャーチルダウンズ芝1609m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（6戦3勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着を確保した。