カモンレディー（1984年生、母フアイトクイン）

経歴

デビュー前

2歳（1986年）

8月9日、デビュー戦は目野哲也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

12月20日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のセンタークロワールをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（1987年）

4月19日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったワンダーライジングにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

5月31日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保敏文騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた6戦目は、4歳400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保敏文騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のグリーンレーガンに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳900万下のゆうすげ賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保敏文騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保敏文騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、トーヨーシンゲキに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で久保敏文騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

4歳（1988年）

2月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた11戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月9日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は久保敏文騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったオンワードレニエに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

7月3日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で久保敏文騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた16戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のウエスタンピットに1馬身1/4の差をつけて制した。

9月3日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の高千穂特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の秋分特別（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（4戦1勝）。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は久保敏文騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（1989年）

5月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて16着に敗れた。

6月3日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。