タカラテイオー（1997年生、母ヴィエステ）

Takara Teio

1997.04.06

タカラテイオー（1997年4月6日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時9歳）と交配したヴィエステが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）ローレルファーム。戦績は、中央平地23戦5勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の多摩川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月20日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 雪/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカシマムソウに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月4日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のローズアイネスに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月9日、中4週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエミネントピークスに1馬身1/4の差をつけて制した。

5月13日、中4週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（東京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

12月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、D.ハリソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

4歳（2001年）

1月13日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.ハリソン騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた8戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鹿島特別（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオレゴンガールに6馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

8月25日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のジェイモードに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月30日、中4週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の内房特別（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカフェブランをクビ差振り切って5勝目をマークした。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

12月9日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（5戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5歳（2002年）

10月6日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の神無月ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（6戦3勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

11月2日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

11月17日、中1週で迎えた17戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の外房ステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

12月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

6歳（2003年）

4月26日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2004年）

2月21日、約10か月の休養明けで迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったカイトヒルウインドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月16日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

8歳（2005年）

1月22日、約7か月半の休み明けで迎えた24戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。