オランジー（2020年生、母サトノオニキス）

オランジー（2020年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オレンジ色の」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時7歳）と交配したサトノオニキスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の一般B9。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月13日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい17着に敗れた。

10月22日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月17日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

3歳（2023年）

1月29日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

4月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインゴールド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたシルヴァティカ決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた8戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月3日、連闘で迎えた10戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったオセアバトルプランに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月9日、中9週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B9（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンフレッチェを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた12戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、紅葉の帳特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた13戦目は、B4組（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーホウジェンマを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2024年）

3月10日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。