デーモン（2019年生、母オースミアザレア）

デーモン（2019年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鬼脚が使えるほど強くなってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したオースミアザレアが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。主な勝ち鞍は2022年の続玉ちゃん大好き特別。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月5日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

3歳（2022年）

1月16日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の続玉ちゃん大好き特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のネルガルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の堰代ミコ爆誕特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のネルガルに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の早瀬走誕生祭特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサキホコレに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月9日、中2週で迎えた8戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の仙台屋桜特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山桃特別（高知ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

デビュー前

森山雄大厩舎（北海道）へ入厩。

6月29日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、セイウンコウセイ賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。7頭立ての5番ゲートからスタート。競走除外となった。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したジャングルタキオンに半馬身届かず2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた12戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（2023年）

3月27日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、アルレシャ特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた14戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアカサカココアに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャストトライを別次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

6月27日、中5週で迎えた17戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、かに座特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。