コマノハイ（2002年生、母リンデンジョオー）

コマノハイ（2002年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鮫（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時7歳）と交配したリンデンジョオーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、中央平地16戦3勝。主な勝ち鞍は2005年の阿寒湖特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月22日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダンツキッチョウを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月2日、中5週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

11月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月4日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

3歳（2005年）

5月22日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

6月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシロキタガデスを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

8月20日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のドゥーマイベストをクビ差振り切って3勝目をマークした。

6歳（2008年）

6月1日、約33か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月29日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。