コスモバシレウス（2021年生、母ペンテシレイア）

コスモバシレウス（2021年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+国王(ギリシャ語)。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のBricks and Mortar（当時7歳）と交配したペンテシレイアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月28日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

12月3日、中2週で迎えた3戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3歳（2024年）

6月30日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた6戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアヌークに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のサブノフクムスメに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、小松菜発祥の地えどがわ賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでしぶとく粘り込んで、最後は2着のフレンドキングに1馬身1/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月5日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったベストリオンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。