マーカッシン（2003年生、母センプリーチェ）

マーカッシン（2003年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「若い獅子（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロコルージュ（当時8歳）と交配したセンプリーチェが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方26戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月4日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したアラメダキングを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2006年）

2月18日、中8週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月19日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず最後はフジマサフラワーと並んで10着同着となった。

9月24日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

10月21日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

12月11日、中6週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた10戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポインセチア特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、玄武賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山林堂信彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山林堂信彦騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山林堂信彦騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた18戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、鍾馗盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたアルファオリオン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月14日、中1週で迎えた19戦目は、楽天クレジット賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1四 C2二（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のグッドフィールをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月8日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の一般C1五 C2二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したシェアコンサートを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1二三（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤江渉騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

9月24日、中0週で迎えた28戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤江渉騎手（9戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤江渉騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤江渉騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

12月18日、中7週で迎えた31戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

5歳（2008年）

1月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

1月8日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（10戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2六（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（11戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。