ウィンドリッパー（2018年生、母スピードリッパー）

ウィンドリッパー（2018年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「風を切り裂く者。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したスピードリッパーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦0勝。2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,500万円（7万×500口）で一口馬主が募集された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月23日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスパイラルノヴァに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月31日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3歳（2021年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブレークアップを半馬身振り切って初白星を挙げた。

2月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月30日、中8週で迎えた7戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

8月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったジャックドールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

12月5日、中8週で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4歳（2022年）

5月21日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバリコノユメをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

8月13日、中7週で迎えた15戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの柳川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウオウジョルノを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

9月10日、中3週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月29日、中6週で迎えた17戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた18戦目は、M.ギュイヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5歳（2023年）

1月14日、中6週で迎えた19戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの壇之浦ステークス（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続でB.ムルザバエフ騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月21日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた22戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず16着に終わった。

8月13日、中8週で迎えた23戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のプンタアレナスに3/4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

10月28日、中7週で迎えた25戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内雨/重）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のレディステディゴーに3馬身半の差をつけて優勝

2023年11月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。