バニヤンドリーム（2000年生、母シルバープリティ）

バニヤンドリーム（2000年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時17歳）と交配したシルバープリティが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はロイヤルファーム（有）新冠支場。戦績は、地方28戦9勝2着7回。主な勝ち鞍は2006年のプロキオン賞(一般B1二 B2三)。

経歴

デビュー前

岡部盛雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2002年）

12月28日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったスピードレインボーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

3歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアネモスジョージを半馬身振り切って初白星を挙げた。

2月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリワードブランカに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

2月20日、中2週で迎えた4戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1690m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の菜の花特別（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月25日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦のライラック特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったリヴァーブに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

3月2日、約10か月半の休み明けで迎えた7戦目は、松涛特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったティティシャンハイにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のグローリアスイモンを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

4月10日、中3週で迎えた9戦目は、六分儀座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のロールスサンデーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月13日、中8週で迎えた10戦目は、夏木立賞（大井ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（8戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（9戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエスケープリリーに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

10月17日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、オパール賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（10戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、霜月賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったノーモアウオーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月6日、中4週で迎えた14戦目は、冬霞賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（11戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたドントコイタカトモ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月28日、中2週で迎えた15戦目は、ステンドグラス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（12戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5歳（2005年）

1月18日、中2週で迎えた16戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（13戦5勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったホクトアサティスにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた17戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、エレガント賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

3月7日、中4週で迎えた18戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の春分賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた20戦目は、デネボラ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（14戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニイタカレアルをクビ差振り切って6勝目を奪取した。

12月26日、約9か月の休養明けで迎えた21戦目は、ステンドグラス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のシュガーデンツーを半馬身振り切って休み明け初戦を物にした。

6歳（2006年）

1月20日、中3週で迎えた22戦目は、白富士賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、アンコーラに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、観梅賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイシノサスペンスを半馬身振り切って優勝

3月3日、中3週で迎えた24戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月11日、中5週で迎えた25戦目は、プレアデス賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

5月9日、中3週で迎えた26戦目は、内外タイムス賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月24日、中1週で迎えた27戦目は、プロキオン賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（15戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のスピードレインボーをクビ差振り切って勝利をモノにする

7月2日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた28戦目は、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。