イシノサスペンス（2001年生、母マウントサスペンス）

イシノサスペンス（2001年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したマウントサスペンスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山本通則。戦績は、地方39戦14勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の夕刊フジ賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

久保与造厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2004年）

8月20日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

4歳（2005年）

1月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のモルゲンスターンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月8日、中4週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したデザートローズを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリワードプランナーに2馬身の差をつけて2勝目を収める

4月7日、中1週で迎えた6戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた7戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月9日、中0週で迎えた9戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のリワードブランカに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

6月30日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミッドウェイをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

8月3日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るパインバレーを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って5勝目を獲得した。

8月31日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のムーンインザダークに1馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

10月30日、中6週で迎えた15戦目は、大郷特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（7戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルフェイカーに3/4馬身届かず2着となった。

11月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（8戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のロワヴァンに5馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

12月8日、中2週で迎えた17戦目は、小豆沢特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和博騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るターニアを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

12月30日、中2週で迎えた18戦目は、イーバンク特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和博騎手（10戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングビスケットを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って9勝目を収める

5歳（2006年）

2月2日、中4週で迎えた19戦目は、観梅賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で加藤和博騎手（11戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したバニヤンドリームを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中3週で迎えた20戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で加藤和博騎手（12戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のタガノインゴッドに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

3月20日、中2週で迎えた21戦目は、レグルス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で加藤和博騎手（13戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンフィーイモンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月11日、中2週で迎えた22戦目は、プレアデス賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で加藤和博騎手（14戦9勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月6日、中7週で迎えた23戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で加藤和博騎手（15戦9勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のナイキコランダムをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月1日、約6か月の休養明けで迎えた24戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で加藤和博騎手（16戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた25戦目は、うまステ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で加藤和博騎手（17戦10勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6歳（2007年）

1月24日、中3週で迎えた26戦目は、望春賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で加藤和博騎手（18戦10勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロイヤルキャプテンをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

2月22日、中3週で迎えた27戦目は、’07ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は19戦連続で加藤和博騎手（19戦11勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた28戦目は、レグルス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で加藤和博騎手（20戦11勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた29戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で加藤和博騎手（21戦11勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2008年）

1月16日、約8か月半の休養明けで迎えた30戦目は、望春賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で加藤和博騎手（22戦11勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

4月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で加藤和博騎手（23戦11勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月1日、約5か月の休み明けで迎えた32戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた33戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤和博騎手（24戦11勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた34戦目は、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（25戦11勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた35戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（26戦11勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のニューオーザに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

12月26日、中7週で迎えた36戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（27戦12勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

8歳（2009年）

1月22日、中3週で迎えた37戦目は、初夢賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（28戦12勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた38戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（29戦12勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

6月25日、約4か月の休養明けで迎えた39戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、風待月賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。