ケイアイメロディー（1991年生、母ウイル）

ケイアイメロディー（1991年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時8歳）と交配したウイルが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回。1993年のデイリー杯3歳ステークス(G2)で2着に入った他、1993年の阪神3歳牝馬ステークス(牝G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

7月18日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のシンメイアサヒをクビ差振り切って初白星を挙げた。

9月25日、中6週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のニホンピロオウジャに3馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月6日、中5週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったボディーガードに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1995年）

4月2日、約16か月の休養明けで迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月3日、中8週で迎えた7戦目は、ハンデG3の阪急杯（京都芝1400m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦1勝）。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

5歳（1996年）

1月21日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。