ボディーガード（1991年生、母ミスイエロー）

ボディーガード（1991年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時18歳）と交配したミスイエローが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地17戦3勝。1993年のデイリー杯3歳ステークス(G2)に勝利した他、1995年の阪急杯(ハンデG3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

9月5日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/不良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカチウマトレジャーに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のケイアイメロディーに3馬身半の差をつけて初の重賞タイトルをゲットした。

12月12日、中4週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3歳（1994年）

1月16日、中4週で迎えた6戦目は、3歳G3のシンザン記念（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永幹夫騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永幹夫騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4歳（1995年）

2月18日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G2のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（京都芝1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた12戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、シルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデG3の阪急杯（京都芝1400m 外回り雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（10戦2勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のゴールドマウンテンをハナ差振り切って2つ目の重賞タイトルを手に入れた。

5歳（1996年）

3月3日、約9か月の休養明けで迎えた16戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた17戦目は、陽春ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（11戦3勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。