ゼンノトライブ（2013年生、母ジュリアビコー）

ゼンノトライブ（2013年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋部族」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時19歳）と交配したジュリアビコーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。2018年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2019年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月7日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のハリーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月5日、中3週で迎えた2戦目は、2歳500万下の万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2016年）

1月31日、中7週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月20日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に敗れた。

9月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦1勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4歳（2017年）

1月28日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

4月9日、中9週で迎えた9戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月15日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドバンカーに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

8月19日、中4週で迎えた13戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた14戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月8日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で難波剛健騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月11日、中4週で迎えた16戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で難波剛健騎手（7戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で難波剛健騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（2018年）

1月8日、中4週で迎えた18戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 小雨）に出走。鞍上は10戦連続で難波剛健騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のプレシャスタイムに半馬身の差をつけて雨下の激闘を制した。

3月4日、中7週で迎えた19戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で難波剛健騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月28日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で難波剛健騎手（11戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月1日、中4週で迎えた21戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で難波剛健騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた22戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で難波剛健騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月10日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で難波剛健騎手（14戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月1日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で難波剛健騎手（15戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2019年）

1月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は17戦連続で難波剛健騎手（16戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。