キンググレイテッド（2010年生、母ラッキームスメ）

キンググレイテッド（2010年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王様＋ライバルに歯軋りされるような活躍を期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時14歳）と交配したラッキームスメが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2 24。

経歴

デビュー前

2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、伊藤正男によって262.5万円で落札された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月3日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って17着に敗れた。

8月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

11月17日、中9週で馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた4戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエーシンロンマーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

1月2日、中3週で迎えた6戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

2月9日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリネンジョオーに1馬身の差をつけて制した。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。