コスモクリスタル（2006年生、母クリスチャンネーム）

コスモクリスタル（2006年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋水晶。母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時11歳）と交配したクリスチャンネームが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は荒井ファーム。戦績は、中央平地22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の美利河特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒井ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって210万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月30日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月1日、中5週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月15日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

3歳（2009年）

1月24日、中7週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

2月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

4月25日、中7週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/重）に出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

5月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

6月21日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラガーゴールデンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

9月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったヤマカツマリリンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月26日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

4歳（2010年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月8日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のサンゴシックをハナ差振り切って優勝

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたギンゲイ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

6月20日、中3週で迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るティファニーケイスをクビ差だけ差し切って3勝目を手に入れた。

7月3日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のルシュクルを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月14日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦2勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

12月5日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

5歳（2011年）

1月8日、中4週で迎えた22戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。