ルシュクル（2006年生、母アジアンミーティア）

ルシュクル（2006年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「お砂糖（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したアジアンミーティアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回。2009年のファルコンステークス(G3)で3着に入った他、2008年のすずらん賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月5日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイエルメスを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

8月10日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイナズマアマリリスをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

11月9日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月14日、中4週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

3歳（2009年）

3月21日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月12日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

4歳（2010年）

1月24日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

7月3日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したコスモクリスタルに半馬身届かず2着となった。

7月25日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアラマサローズに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月24日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に敗れた。