サウススカーレット（2009年生、母サウスライズ）

サウススカーレット（2009年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋緋色」。毛色は芦毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時13歳）と交配したサウスライズが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田修一。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2013年の一般B8。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

3歳（2012年）

5月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

6月30日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、マヤノヴィーラに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた6戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

4歳（2013年）

1月1日、中1週で迎えた7戦目は、長田隆から正子へ感謝を込めて賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイムアフターミーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月16日、中1週で迎えた8戦目は、新天地通賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るトキノガンバレを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

3月6日、中1週で迎えた11戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、芝山悠史店長就任3連単1万勝負（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、尾田徹誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のブレッシングベルに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

4月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（7戦3勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた14戦目は、亮太&舞2/5ウエディング記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトワイニングウルフに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナスダックヘイローに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

5月9日、連闘で迎えた16戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（10戦5勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったコトブキセンプウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月7日、中3週で迎えた17戦目は、大路家・山本家結婚記念杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エイドリアーンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（12戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るシャビイシックを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月5日、中1週で迎えた19戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（13戦6勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（14戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ガンダイオーに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で柿原翔騎手（15戦6勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイドリアーンに2馬身半の差をつけて7勝目をゲットした。

8月19日、中1週で迎えた22戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、第3戦姉川の戦い特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアサケムサシに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月30日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、天秤座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5歳（2014年）

2月21日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（16戦7勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

6月13日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、パワフルスズカに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた28戦目は、間もなく開催!第3回中京競馬（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた30戦目は、富美子さんバースデー記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、オンワードハーバーにハナ差交わされて2着となった。

8月8日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るモエレネイションを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて9勝目をマークした。

9月10日、中4週で迎えた32戦目は、シオカラトンボ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上弘樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。