ユーワレジェンド（1996年生、母ワンダースカッド）

ユーワレジェンド（1996年5月7日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時7歳）と交配したワンダースカッドが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の気仙沼特別(500万下)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額2,800万円（14万×200口）で一口馬主が募集された。

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月28日、デビュー戦は田村宏之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

3月6日、連闘で迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4月10日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田村宏之騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダンディシチーに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月18日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田村宏之騎手（4戦1勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず13着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村宏之騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

10月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田村宏之騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村宏之騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた10戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

4歳（2000年）

7月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は田村宏之騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月7日、中7週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエイダイスズランに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

12月24日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田村宏之騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

5歳（2001年）

1月14日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下の気仙沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（12戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアグネステンオーをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月12日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村宏之騎手（13戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村宏之騎手（14戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。