ガナール（2007年生、母パーシャンフローラ）

ガナール（2007年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝つ（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のザカリヤ（当時11歳）と交配したパーシャンフローラが17歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方20戦4勝2着3回。2010年の東京ダービー(S1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2009年）

6月21日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したミクロンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイパテックを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月28日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハカタアレイオーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を収める

9月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のタイセイアドミラルに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月4日、中4週で迎えた6戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2010年）

2月7日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月18日、中5週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったマカニビスティーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月19日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた12戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4歳（2011年）

5月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦の皐月盃（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（7戦3勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた14戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したコアレスアミーゴに半馬身届かず2着となった。

7月10日、中4週で迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の彦星賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5歳（2012年）

11月4日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

6歳（2013年）

1月28日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、睦月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（9戦3勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた20戦目は、アメジストスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（10戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月1日、中8週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた21戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイワルビアをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

5月15日、中1週で迎えた22戦目は、ハービンジャー・プレミアム（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月30日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた24戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、マンハッタンカフェ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

8月21日、中7週で迎えた25戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、北海道野菜王国にったん特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた26戦目は、バゴ賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。