ヤマニンチーフ（1987年生、母ヤマニンラベンダー）

ヤマニンチーフ（1987年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時7歳）と交配したヤマニンラベンダーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月28日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は516kg。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセンターリキショウに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田浩一騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4歳（1991年）

1月7日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた8戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ヤクモサクセスに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のツルギモンに1馬身3/4の差をつけて制した。

3月17日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の筥崎特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’91ヤングジョッキーズステークス（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ダイタクウイナーにクビ差交わされて2着となった。

4月21日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた15戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、マルカショウリに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の聖護院特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の山科特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月15日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の木曽駒特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、レッドビエントに交わされて1馬身3/4差の2着となった。