レッドビエント（1987年生、母ミステイテームズ）

レッドビエント（1987年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメイワパツサー（当時12歳）と交配したミステイテームズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着3回。1992年の新潟記念(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田所秀雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

12月16日、デビュー戦は田所秀孝騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（1991年）

2月24日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したマチエールにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月16日、連闘で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したニホンピロフラワーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月21日、中4週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のビンゴシンザンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で久保田英敬騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフラワーアモンに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の聖護院特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田所秀孝騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の木曽駒特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンチーフを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目を奪取した。

7月13日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月7日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の野分特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の愛知用水30周年記念（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったスナークベストに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のマーサズヒーローに1馬身1/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月2日、中3週で迎えた13戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5歳（1992年）

1月25日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

8月2日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は久保田英敬騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月30日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（10戦2勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

11月7日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた21戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の花園ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（9戦2勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（10戦2勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。