アッサイ（2006年生、母ルワンジュ）

アッサイ（2006年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「非常に、きわめて（伊）。音楽用語」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルライン（当時13歳）と交配したルワンジュが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C3三四。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額800万円（8万×100口）で一口馬主が募集された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月30日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

1月24日、中2週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

10月15日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月12日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた11戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月8日、中1週で迎えた14戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は半澤慶実騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

3月17日、中9週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた15戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、トップコロナドに交わされて1馬身差の2着となった。

5月19日、中8週で迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C3十一十二（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた20戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C3八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のアタゴペガサスに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月2日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

10月8日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のホマレアローを半馬身振り切って勝利をモノにする

11月12日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた23戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、コウヨウハーバーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

5歳（2011年）

2月3日、中8週で迎えた25戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4月20日、中8週で迎えた27戦目は、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。