マヤノディッパー（1988年生、母スイングシチー）

マヤノディッパー（1988年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタツプオンウツド（当時12歳）と交配したスイングシチーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）鵡川牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

10月7日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のバトルナイトに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下のカトレア賞（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた4戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のエリカ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3歳（1991年）

1月5日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月12日、約9か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

4歳（1992年）

2月2日、中6週で迎えた11戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

2月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったボーブランメルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月23日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたミスタードラゴン決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。