センタースリール（2019年生、母マッシヴエレガンス）

センタースリール（2019年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ほほえみ(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時11歳）と交配したマッシヴエレガンスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山博。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高山博から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、中澤利文によって352万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月11日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスエトニウスを上がり3位の末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

3歳（2022年）

1月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

3月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入った。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでしぶとく粘り込んで、最後は2着のアイソウザスターに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月4日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4歳（2023年）

1月21日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（9戦1勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

5月7日、中9週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの咲花特別（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のサザンステートに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2024年）

1月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春興ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

9月28日、約6か月半の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡巧也騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。