チェルヴィーノ（2017年生、母スネガエクスプレス）

チェルヴィーノ（2017年2月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スネガ展望台から見える山。独名はマッターホルン。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時9歳）と交配したスネガエクスプレスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の破魔矢賞(一般C2七八)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月16日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2020年）

2月29日、約8か月半の休み明けで迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

8月9日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

9月17日、中5週で迎えた6戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ステラータに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったランテーナモアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、SPAT4のお得なポイント賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、オメガレイスターに交わされて4馬身差の2着となった。

12月16日、中5週で迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、寒雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2021年）

1月4日、中2週で迎えた11戦目は、破魔矢賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のランニングクラウドをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ビュレットベリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月1日、中4週で迎えた13戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

4月19日、中6週で迎えた14戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、シントーキングにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月14日、約6か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、柊賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた17戦目は、埼玉県養蜂協会長賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

5歳（2022年）

1月7日、中3週で迎えた19戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、水仙賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

2月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のブルラッシュに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

7月5日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、シエルグリーンに半馬身交わされて2着となった。

8月4日、中3週で迎えた23戦目は、hadastagram杯（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったゴープラチナムに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で増田充宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増田充宏騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。