ポップワール（2018年生、母メイショウカガリビ）

ポップワール（2018年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「飛び出す+渦巻。競走馬の中で飛び出て渦を巻くように活躍するように」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時8歳）と交配したメイショウカガリビが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2021年の幌満峡賞(一般C33 C41)。

経歴

デビュー前

吉岡辰弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月17日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3歳（2021年）

2月20日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

3月6日、中1週で迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4月17日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

7月20日、中7週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエムケードリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、日高の地酒日高彗星・縁結賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツワに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、幌満峡賞（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラヴァーキンに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、オシロイバナ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイプアウトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月30日、中2週で迎えた10戦目は、中原悌二郎特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアローイアロイを豪快な末脚で半馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

11月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の140.5万円以上（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロイヤルエピックを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2022年）

5月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg戻して迎えた12戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三四五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ムーンケリーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のビーアップに2馬身の差をつけて優勝