ミティーク（2005年生、母リニアミューズ）

ミティーク（2005年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「神話の（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のムーンバラッド（当時6歳）と交配したリニアミューズが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地35戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

12歳のとき、ノースヒルズから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、リヤンドファミユ・パートナーシップによって410.4万円で落札された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月6日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るドキャーレを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3歳（2008年）

2月2日、中7週で迎えた4戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月18日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったスワンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月8日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（5戦0勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

8月2日、中7週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月1日、中9週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリトルビスケットにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月24日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

4歳（2009年）

2月8日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた16戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた17戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた21戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

11月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5歳（2010年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月14日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月27日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月16日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

6月27日、中5週で迎えた27戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月8日、中5週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月21日、中1週で迎えた29戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6歳（2011年）

4月9日、約7か月半の休み明けで迎えた30戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

4月24日、中1週で迎えた31戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホッコーマスタングに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月15日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた34戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。12着に終わった。