ナディスター（2020年生、母ヘイローマジック）

ナディスター（2020年5月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「流れる(サンスクリット)+星。流れる星のように」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリッキー（当時10歳）と交配したヘイローマジックが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似共栄牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、様似共栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月11日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた3戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ファイアボルトに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田雄大騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったジュウィールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月13日、中3週で迎えた7戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田雄大騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（2023年）

1月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田雄大騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳B（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田雄大騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田雄大騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳B（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田雄大騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山田雄大騎手（9戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田雄大騎手（10戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山田雄大騎手（11戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

5月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山田雄大騎手（12戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた16戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山田雄大騎手（13戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、エイシンペペロミアに交わされて7馬身差の2着となった。

6月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳A B（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で山田雄大騎手（14戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた18戦目は、3歳B一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で山田雄大騎手（15戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた19戦目は、プルメリア賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で山田雄大騎手（16戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、アクアマリン賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で山田雄大騎手（17戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で山田雄大騎手（18戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のワキノフラッシュに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で山田雄大騎手（19戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメイショウコトダマに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で山田雄大騎手（20戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4歳（2024年）

1月11日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で山田雄大騎手（21戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で山田雄大騎手（22戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は24戦連続で山田雄大騎手（23戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ワンダージュノに交わされて3馬身差の2着となった。

3月19日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は25戦連続で山田雄大騎手（24戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウサトユキに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4月4日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は26戦連続で山田雄大騎手（25戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオクトパシーに7馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4月24日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は27戦連続で山田雄大騎手（26戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のテンクウワールドに3馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

5月10日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は28戦連続で山田雄大騎手（27戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

8月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は29戦連続で山田雄大騎手（28戦5勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた32戦目は、甲東園7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は30戦連続で山田雄大騎手（29戦5勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は31戦連続で山田雄大騎手（30戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモモロイヤルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月11日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は32戦連続で山田雄大騎手（31戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアクイールに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月29日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は33戦連続で山田雄大騎手（32戦7勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、エクスプロラベストに半馬身交わされて2着となった。