ハルカゼ（1989年生、母Euphrosyne）

経歴

デビュー前

3歳（1992年）

2月2日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/不良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウエストディーンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下のあさがお賞（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田村正光騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村正光騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で田村正光騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るフィッツバルディを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を手中に収めた。

11月7日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で田村正光騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田村正光騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田村正光騎手（10戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず14着に敗れた。

4歳（1993年）

1月23日、中4週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（11戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた14戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’93グローバルカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエビスハクラクに3馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

10月3日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のマルブツエンペラーに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のブランドエレッセに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

11月20日、中4週で迎えた18戦目は、霜月ステークス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（1994年）

1月8日、中3週で迎えた20戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったブランドカメリアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月18日、中5週で迎えた21戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（6戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（7戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月22日、約6か月半の休養明けで迎えた24戦目は、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦2勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた25戦目は、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（10戦2勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

6歳（1995年）

1月8日、中3週で迎えた27戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（11戦2勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月11日、中4週で迎えた28戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（12戦2勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。