ヤサカナンティー（2012年生、母スズカアゼリア）

ヤサカナンティー（2012年5月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋やんちゃ」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時17歳）と交配したスズカアゼリアが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地19戦1勝、地方12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、志邑宣彦によって262.5万円で落札された。

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月29日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2015年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヘイムダルを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月15日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

7月18日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

4歳（2016年）

4月30日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた11戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月2日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた16戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

5歳（2017年）

10月1日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月17日、中8週で迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

6歳（2018年）

3月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、“ポッ”イントもらっちゃおう楽天競馬賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったトウショウアパッチに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月3日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた21戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のユメヲノセテに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月17日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた22戦目は、宝達山開山祭特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月12日、中7週で迎えた23戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた24戦目は、観能の夕べ特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた25戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた26戦目は、和倉温泉夏花火特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた27戦目は、砂取節まつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、日室の鎌祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた29戦目は、平成30年7月豪雨被災地復興（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた30戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた31戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。