トーセンジェイク（2018年生、母シーブリーズラブ）

トーセンジェイク（2018年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時18歳）と交配したシーブリーズラブが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。2021年の黒潮菊花賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月28日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

10月11日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡育也騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた5戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブルーホープに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月26日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（2021年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンネイプルズに約12馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

1月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の佐々原藍子誕生日特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のリュウノワシントンに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月3日、中0週で迎えた9戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、ファイト君誕生日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた12戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブレスロガールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて4勝目をマークした。

3月30日、中1週で迎えた13戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、フジツツジ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月17日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウイヤサカに2馬身半の差をつけて優勝

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカズマッカレンに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月27日、中1週で迎えた18戦目は、ヒメユリ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（4戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-8（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったトウカイマナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジュンスターホースに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月29日、中4週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハルノインパクトを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って8勝目を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の珊瑚冠賞（高知ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で多田羅誠也騎手（8戦5勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。