キングオザー（2002年生、母セクシーポイント）

キングオザー（2002年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王＋王座をもじって」。毛色は芦毛。種牡馬のキングヘイロー（当時7歳）と交配したセクシーポイントが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地40戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

5月21日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフルコンテンツをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

11月19日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4歳（2006年）

2月4日、中5週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では今一つ伸び切れず18着に終わった。

4月1日、中7週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月20日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（5戦1勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着に入り込んだ。

8月20日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（6戦1勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月30日、連闘で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったリキアイカザンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、最後はオートセレブと並んで3着同着となった。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の五色沼特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2007年）

3月4日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（11戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナイスソニックを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月13日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（12戦2勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（13戦2勝）。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6歳（2008年）

2月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土谷智紀騎手（14戦2勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で土谷智紀騎手（15戦2勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の浅草特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で土谷智紀騎手（16戦2勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

8月3日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で土谷智紀騎手（17戦2勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で土谷智紀騎手（18戦2勝）。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で土谷智紀騎手（19戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着を確保した。

10月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で土谷智紀騎手（20戦2勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のタイランドカップ（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で土谷智紀騎手（21戦2勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、最後はラルケットと並んで5着同着となった。

11月22日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で土谷智紀騎手（22戦2勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で土谷智紀騎手（23戦2勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7歳（2009年）

5月24日、約6か月の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で土谷智紀騎手（24戦2勝）。17頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、6着を確保した。

6月13日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で土谷智紀騎手（25戦2勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で土谷智紀騎手（26戦2勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は20戦連続で土谷智紀騎手（27戦2勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で土谷智紀騎手（28戦2勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。

12月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた34戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香取特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8歳（2010年）

1月5日、中0週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。