オートセレブ（2002年生、母ラシャド）

オートセレブ（2002年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋有名人」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したラシャドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地24戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の桂川ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月12日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたスリーリサイタル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンブラボーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマッハジュウクンをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

10月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦2勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

12月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4歳（2006年）

1月21日、中5週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦2勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦2勝）。17頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

9月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

10月29日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、最後はキングオザーと並んで3着同着となった。

11月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の五色沼特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（10戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5歳（2007年）

1月28日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に敗れた。

7月8日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のツルマルローズに1馬身3/4の差をつけて休養明けの一戦を制した。

7月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦3勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモラヴアゲインに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

10月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（14戦4勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマッハジュウクンを3/4馬身振り切って優勝

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（15戦5勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではいい脚を見せられず18着に終わった。

6歳（2008年）

5月24日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（16戦5勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（17戦5勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた21戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺薫彦騎手（18戦5勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。18着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で渡辺薫彦騎手（19戦5勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

12月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、尾張ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺薫彦騎手（20戦5勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

7歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた24戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺薫彦騎手（21戦5勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。