アヴァンセ（2007年生、母トウホーケリー）

アヴァンセ（2007年2月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「前進する（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したトウホーケリーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は福島県、生産者は農事組合法人天栄牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦4勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳B7。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月7日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

5月16日、中9週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月18日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月5日、中6週で迎えた4戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビタープルーフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

8月9日、約11か月半の休養明けで迎えた5戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月23日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月30日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフローラルポニータを豪脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

9月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4二（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクールクラージュを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を獲得した。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田知弘久騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のラブニューインを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田知弘久騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた12戦目は、新そばまつり特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田知弘久騎手（7戦3勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で田知弘久騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田知弘久騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2二（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で田知弘久騎手（10戦3勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5歳（2012年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、酔って車に乗らないで代行杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた17戦目は、亘理町復興支援（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川添明弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた18戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は服部大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた19戦目は、若葉まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。