クールクラージュ（2007年生、母ブレーヴユアハート）

クールクラージュ（2007年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勇敢な心（仏）。母名から連想」。毛色は芦毛。種牡馬のタニノギムレット（当時8歳）と交配したブレーヴユアハートが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C3二。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,890万円（9.45万×200口）で一口馬主が募集された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月14日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月24日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

6月20日、中7週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

9月4日、中6週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4歳（2011年）

5月31日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた7戦目は、一般C4四（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、一般C4五（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤコノミヤコに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月11日、中2週で迎えた9戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サトノドリームに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4二（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アヴァンセにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月9日、中1週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、白山麓ふれあい市特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーミリベルターに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターダストクロスに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、金沢市民マラソン特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったカズノキセキにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2012年）

4月10日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、なかのと桜まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般B4三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた16戦目は、若葉まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、西海祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトーアハヤテをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、蛸島キリコ祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた20戦目は、IPATカウントダウン14（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクキャピタルに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月16日、中3週で迎えた21戦目は、金沢農業まつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（12戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、平井杏莉誕生日記念（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（13戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた23戦目は、Qsanバースデーイヴ杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（14戦3勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。