エーシンホーマー（2008年生、母Page Dancer）

エーシンホーマー（2008年1月31日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ホームラン」。毛色は鹿毛。種牡馬のGrand Slam（当時13歳）と交配したPage Dancerが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝、地方35戦3勝2着2回。2012年のサマーカップ(地方重賞)で3着に入った他、2013年の東海クラウン(一般A1 B以上)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月17日、中7週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月5日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のナイトレイダーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

4歳（2012年）

1月14日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

3月17日、中6週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

5月5日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた11戦目は、金沢城賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、シゲルアーモンドに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月12日、中3週で迎えた12戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のベストドレッサーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ホウセンカ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

9月16日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

11月21日、中8週で迎えた16戦目は、白川郷賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた17戦目は、ネット投票ならオッズパーク賞（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた18戦目は、岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（2013年）

1月9日、中1週で迎えた19戦目は、新春特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマルヨコンバットに2馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

1月25日、中1週で迎えた20戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた21戦目は、初花月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルヨコンバットに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月28日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞のオッズパークグランプリ2013（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた23戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた24戦目は、笠置特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた25戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた26戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた27戦目は、馬瀬川特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月26日、中3週で迎えた28戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた29戦目は、ひまわり特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

9月25日、中8週で迎えた30戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、ききょう賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた31戦目は、イチイの木賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた32戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた33戦目は、JAぎふ農業まつり杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた34戦目は、冬木立賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた35戦目は、十六銀行J-Pointカップ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

6歳（2014年）

1月8日、中1週で迎えた36戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた37戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月11日、中2週で迎えた38戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた39戦目は、春樹・裕子結婚2周年記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

4月13日、中6週で迎えた40戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、こぐま座レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた41戦目は、花明かりレース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったアドマイヤマスターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた42戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、ジャスミンレース（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月24日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた43戦目は、新緑賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

6月7日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた44戦目は、つりがねそうレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた45戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。