クリダンカリー（1986年生、母トラルセント）

クリダンカリー（1986年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のトスター（当時13歳）と交配したトラルセントが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は外舘孝一。戦績は、中央平地15戦1勝2着4回、地方1戦0勝。1988年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斎藤籌敬厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月2日、デビュー戦は岩城博俊騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は410kg。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩城博俊騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、2着となった。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダッシュタイガーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月1日、中4週で迎えた5戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は岩城博俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、セイユウファイターに交わされて2馬身差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた9戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城博俊騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

3歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で岩城博俊騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で岩城博俊騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1600m 雨/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で岩城博俊騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったニートギャルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた13戦目は、菅野昭夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1000m 晴/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で菅野昭夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったモッカンセンプウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月11日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、田山信則騎手を鞍上に迎えて、中津川特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。