セキテイロマン（1986年生、母ヤマノロマン）

セキテイロマン（1986年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロードオブザダンス（当時14歳）と交配したヤマノロマンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着4回。1988年のいちょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

9月11日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルシュテルンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ジャンボセイコにハナ差交わされて2着に惜敗した。

11月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳400万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、アンシストリーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（1989年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に敗れた。

2月25日、中6週で迎えた7戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の水仙賞（中山芝2000m 小雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳400万下のもくれん賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

7月22日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の由布院特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の伊万里特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。

12月2日、中6週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったカタトラソロンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、シロキタハクオーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトネカチドキをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

4月21日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は津曲浩二騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

5歳（1991年）

6月1日、約12か月半の休養明けで迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。