クリーンナップ（2006年生、母ノスタルジア）

クリーンナップ（2006年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一件落着する」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したノスタルジアが24歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方28戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2(牝)。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月22日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は422kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

5月6日、中5週で迎えた2戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、タケマルボーイにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月2日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジノチヨヒメに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

7月21日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイーガデザイアに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で松本剛志騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のセンバヅルに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本剛志騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で松本剛志騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた9戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4歳（2010年）

5月12日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、最後はリュウノシンゲンと並んで3着同着となった。

7月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、タノムワグランプリに半馬身交わされて2着となった。

8月5日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアペレジーナをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月19日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

9月21日、中1週で迎えた18戦目は、けいとう賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したホクザンアントルメに半馬身届かず2着に敗北した。

10月17日、中3週で迎えた19戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネブラックティを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

11月6日、中2週で迎えた20戦目は、長崎街道原田宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた21戦目は、長崎街道牛津宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた22戦目は、長崎街道嬉野宿賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた23戦目は、長崎街道永昌宿賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したエアポートドリームに半馬身届かず2着となった。

1月22日、中2週で迎えた24戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた26戦目は、ペテルギウス賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。