トウカイカスタム（2005年生、母トウカイミヤビ）

トウカイカスタム（2005年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋特別仕様の」。毛色は鹿毛。種牡馬のカリズマティック（当時9歳）と交配したトウカイミヤビが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳B2二。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月28日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3歳（2008年）

1月19日、中9週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず16着に終わった。

3月23日、中8週で迎えた4戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモレイロウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた5戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヤビアラシオーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオウシュウワンダーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断然人気に応えた。

5月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノカツコを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグリーンヒルバチアを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月13日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の味工芸杯（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月27日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた10戦目は、3歳戦のキリンソニック杯（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスイートダージリンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のおなごりフェスティバルin能代2008（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月22日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

11月6日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた14戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

12月17日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた17戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で拜原靖之騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた18戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で拜原靖之騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた19戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で拜原靖之騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で拜原靖之騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3八九十（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で拜原靖之騎手（8戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で拜原靖之騎手（9戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で拜原靖之騎手（10戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月19日、中0週で迎えた24戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で拜原靖之騎手（11戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた25戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C3十1112（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3四（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3五（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（12戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。