アンブロジアーナ（2019年生、母ヴェルディアーナ）

アンブロジアーナ（2019年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ミラノにある図書館」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時9歳）と交配したヴェルディアーナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月25日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず17着に敗れた。

10月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月14日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3歳（2022年）

2月13日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3月27日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で服部寿希騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月29日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で服部寿希騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で服部寿希騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したウォータールグランを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で服部寿希騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で服部寿希騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた11戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアカネに約10馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月30日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモアイトーンに約13馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

12月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のルクスクリスティーに3馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2023年）

1月19日、中3週で迎えた14戦目は、クロッカス賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクリニエールグラスに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月15日、中3週で迎えた15戦目は、ひなぎく賞（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したブルーアローを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月14日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（5戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、エコロクラージュにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月23日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

2022年7月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

2022年7月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2024年）

3月2日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

2022年7月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月27日、中7週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。