エコロクラージュ（2019年生、母バヤル）

エコロクラージュ（2019年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリッキー（当時9歳）と交配したバヤルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂牧場。2022年の楠賞(地方重賞)に勝利した他、2022年の園田オータムトロフィー(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

保利良平厩舎（兵庫）へ入厩。

3歳（2022年）

2月15日、デビュー戦は吉村智洋騎手を鞍上に据えて、3歳C2（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のバラオブバーゼイに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳C2（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボブテイルに約10馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

3月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエルアルコンに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4月19日、中4週で迎えた4戦目は、3歳B C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプロバブルチェンジに1馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

8月10日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦のクリスタル賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインドケーヴを3/4馬身振り切って土付かずの5連勝を決めた。

9月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインドケーヴを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

9月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍オープン（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリヴィフェイスをクビ差振り切って7勝目を手中に収めた。

4歳（2023年）

3月14日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンブロジアーナを豪脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

4月18日、中4週で迎えた10戦目は、若草特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（9戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンティップスに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上B1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉村智洋騎手（10戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったメトセラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中2週で迎えた12戦目は、カサブランカ賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で吉村智洋騎手（11戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のコスモタイシに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で吉村智洋騎手（12戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメトセラに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で吉村智洋騎手（13戦11勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメトセラに1馬身3/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉村智洋騎手（14戦12勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、メトセラにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月7日、中4週で迎えた16戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

5歳（2024年）

1月9日、中4週で迎えた17戦目は、奈良県酪農特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（15戦12勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月23日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（16戦12勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレスプレンドールに約12馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。