リヴィフェイス（2019年生、母リヴィングフェイス）

リヴィフェイス（2019年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時10歳）と交配したリヴィングフェイスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡牧場。2022年の楠賞(地方重賞)で2着に入った他、2022年のクラウンカップ(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石井勝男厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2021年）

9月4日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦の紅葉葵デビュー（船橋ダート1000m 小雨/不良）に出走。馬体重は467kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコンフォートアイルに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のアブクマポーロ・メモリアル（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のマイジュネスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2022年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたミゲル決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月1日、中5週で迎えた5戦目は、3歳オープンの椿賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、フレールフィーユに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月6日、中4週で迎えた6戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、フレールフィーユに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月12日、中4週で迎えた7戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月30日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、くるみ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたシティーオブスター決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したエコロクラージュにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月22日、中2週で迎えた11戦目は、’22 まがたま賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2023年）

4月27日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、プリムローズ賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったアマネラクーンをハナ差捉え切れず2着となった。

6月5日、中5週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ジューン賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月20日、中5週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のしらこばと賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジュネスを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月10日、中2週で迎えた15戦目は、’23トワイライトカップ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエンテレケイアに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5歳（2024年）

5月9日、約9か月の休養明けで迎えた16戦目は、青葉空特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のグレートジャーニーに2馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。