ミゲル（2019年生、母トーセンディオール）

ミゲル（2019年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時10歳）と交配したトーセンディオールが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。戦績は、地方3戦1勝2着1回。2022年のニューイヤーカップ(地方重賞)に勝利した他、2022年のニューイヤーカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山中尊徳厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2021年）

5月7日、デビュー戦は本田正重騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスズランデビュー（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は480kg。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカスミノコゲンタに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月1日、中7週で迎えた2戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若竹特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ノブレスノアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のリバーサイドジュニア特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず3着に敗れた。

10月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦のとき特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るサランスクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

10月27日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた5戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた6戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳S1のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したノブレスノアを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月28日、中5週で迎えた7戦目は、2歳オープンの’21ジェムストーン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、フォラステロにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（2022年）

1月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリヴィフェイスをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は西啓太騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた10戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（5戦3勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は西啓太騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

10月20日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、けやき賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月5日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は西啓太騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた16戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ベストウィッシュスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4歳（2023年）

1月18日、中3週で迎えた17戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、唯我独尊賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた19戦目は、雪柳スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月18日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月27日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた23戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

2023年10月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。