ウインドケーヴ（2019年生、母ミルフォードスバル）

ウインドケーヴ（2019年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時12歳）と交配したミルフォードスバルが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鵜木唯義。2022年の園田オータムトロフィー(地方重賞)で2着に入った他、2022年の兵庫ユースカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鵜木唯義から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって275万円で落札された。

柏原誠路厩舎（兵庫）へ入厩。

2歳（2021年）

9月29日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、トウケイラオフェンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のベラジオミキをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月30日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

3歳（2022年）

1月14日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳B（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

2月10日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の兵庫オーナーズ賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ダイヤモンドダストにアタマ差交わされて2着となった。

3月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の兵庫ユースカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったバウチェイサーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月12日、中4週で迎えた7戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、セイウンコチョウに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、シュルヴィーヴルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳B C1（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエルアルコンに1馬身3/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月10日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳M2のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月10日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、3歳戦のクリスタル賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエコロクラージュ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月8日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、エコロクラージュに交わされて1馬身半差の2着となった。

4歳（2023年）

1月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のグロズニーグラードに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

2月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のティグルをクビ差振り切って断然人気に応えた。

3月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメメニシコリに2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

3月31日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダイヤモンドリリーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月8日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒロシゲサンライズに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月5日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（11戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のナムラコマチに3馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月16日、中5週で迎えた19戦目は、どこやねん!加東市!特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（12戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のブレーヴウィザードを3/4馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

9月13日、中3週で迎えた20戦目は、神河町カーミン特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（13戦7勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、グリーンシアターに3/4馬身交わされて2着となった。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、なにわの畜産ひろば特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（14戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウシマトに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2024年）

1月2日、中4週で迎えた22戦目は、イグナイターに続け!2024初夢賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（15戦8勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ミステリオーソに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月22日、中6週で迎えた23戦目は、白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（16戦8勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。