グリーンシアター（2019年生、母フジクイーン）

グリーンシアター（2019年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「緑の映画館」。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したフジクイーンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は株式会社森本スティーブル。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月1日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

12月28日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

3歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月2日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月12日、中5週で迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若鮎特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

6月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月13日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は国分恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月14日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファーストペガサスに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウイフウに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のエピックデイに3馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月17日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバイファーザベストに8馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビケットに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月29日、中2週で迎えた15戦目は、オッズパークウインターカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハローチュースに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2023年）

1月24日、中3週で迎えた16戦目は、姫路和牛特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカトゥールを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って圧巻の7連勝を決めた。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、DASH福山駅前特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したソニンクヴァースにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月24日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（9戦7勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワーイズオーバーに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

9月13日、中2週で迎えた20戦目は、神河町カーミン特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉村智洋騎手（10戦8勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインドケーヴを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

10月4日、中2週で迎えた21戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、円山川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったサイレンスタイムに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中4週で迎えた22戦目は、黒沢牧場牛柄ロール&牧場プリン特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（11戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウケイタンホイザを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月7日、中3週で迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた24戦目は、オッズパーク2023杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（12戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったベイビーボスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2024年）

1月17日、中2週で迎えた25戦目は、阿波とん豚10周年記念（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（13戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた26戦目は、兵庫県産たまご特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（14戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。