マルハチマヌー（2002年生、母マヤノゴージャス）

マルハチマヌー（2002年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋作戦行動、機動作戦『Ｍａｎｅｕｖｅｒ』より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時14歳）と交配したマヤノゴージャスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田扶美子。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の2営新記録達成記念(B5)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田扶美子から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月10日、デビュー戦はD.ボニヤ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は412kg。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続でD.ボニヤ騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

9月18日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の2営新記録達成記念（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユーワサンライズに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジュライワンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファナラキシスに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B3（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のエリカ賞（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた12戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ブロンズ（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4歳（2006年）

3月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた14戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月14日、中0週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のライラック賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月11日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のベンジャミン賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のアベリア賞（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた21戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクゴージャスを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、リゲル特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（12戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。