ニホンピロヘイロー（2015年生、母ニホンピロコナユキ）

ニホンピロヘイロー（2015年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時20歳）と交配したニホンピロコナユキが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は稲原牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月11日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月23日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

3歳（2018年）

1月20日、中3週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月7日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したコーンススにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月28日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリンフォルツァンドをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4歳（2019年）

10月19日、約15か月半の休養明けで迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5歳（2020年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月24日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月14日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（8戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

6歳（2021年）

1月16日、約7か月の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた23戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた25戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

9月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、芦屋川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月31日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

12月11日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（2022年）

1月15日、中4週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったイッツトゥルーから4馬身差の2着に敗北した。

6月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイメイコスモスから3/4馬身差の2着となった。

7月3日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウベンガルに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月23日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月17日、約4か月の休養明けで迎えた36戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 小雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

2022年12月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。